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少年リンチ殺人―ムカついたから、やっただけ

少年リンチ殺人―ムカついたから、やっただけ―《増補改訂版》 (新潮文庫) 文庫 – 2010/1/28
日垣 隆 (著)


目の前の死にそうな人間を殴る動機が
自分が一発殴られるかもしれないという恐怖


常識では考えられないバランス感覚


血をぼこぼこ吐きながら崩れゆく男の頭を
サッカーボールに見立てて思いっきり足を振り抜く行動には
はっきりと喜びが見て取れる


悪魔


ちょっとしたことで
すぐバカにされたとか
なめられたとか


脳みそあんのか?


あいつは生意気だ
仕返ししよう
ちょっと呼び出して来い


どんだけ小さいの


一人じゃ何もしない
自分より弱い奴見つけて
しもべにして


相手が抵抗するかもしれないから
数の有利を作らないと
必死に仲間集めて


集まらなかった仲間は
次のリンチの標的に・・・


リンチって
一対一より断然卑怯
なのに
一対一なら一人で被る責任が
加害者の数だけ配布されて小さくなるみたい


集団で事を行うときの責任の希薄さという勘違いが
リンチの悲惨さを増大する


リンチによる暴行や殺人やらは
実は単独犯よりもものすごく重い罪なんじゃないか?
懲役100年とか?
家族も服役とか?
やっぱ家族はちょっと違うか


だって調子に乗るんだもの
人間ていうのは人前でつい粋がるんだもの
そしてかばいあうんだよ
自分の立場が危うくなるから


止めに入るなんてまあ無理さ


しもべは自分の置かれたみじめなポジションを
少しはましなものにするべく
結局粋がってしまう


本当はやばいかもと思いながらも
喜んでごまをすり
喜んでリンチに参加して


自分が一発殴られるかもしれない
その程度のリスクも踏めずに
流される


リスク回避に親でも教師でも
仲良くない同級の者でも近所のおっさんでも
警察でも


本当は利用できるものたくさんあるはずなのに
かっこ悪いと勘違いする
犯罪相手にかっこ悪いも何もないし
ましてや行きつく先は殺人だからね


後はズルズル滑り落ちていく
今更後戻りできない
引き返せるような人間なら
しもべになんかなり下がらない


世の中そんなのばっかり
大人の世界でも
腕力に頼った暴力に代わって
言葉や状況を利用するのは
よく見る光景
ちょっとのリスクも踏めずに
流されていくのもよくある話


それでもやっぱりこの悪魔どもは
ちょっと度が過ぎる
どうやって育ったんだこの悪魔ども
親の顔が見てみたい


まあ想像通りというか
想像を超えているというか
もうどうでも良いか


いや良いのか?


やっぱりという思いと
そこまでダメかという落胆


悪魔のような人々が
世の中に入るという事実


そしていとも簡単に
悪魔に魂を売る連中が大勢いる
さらに悪魔は
少年という隠れ蓑を着ている間は
成敗することさえかなわない


これじゃあ
遺族があんまりにもかわいそうだ




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