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人間そっくり

人間そっくり (新潮文庫) 文庫 – 1976/5/4
安部 公房 (著)


自分は常識人で
わざと作り出した非常識な世界観に
真っ向から挑みかかってくる


自分で作り上げておきながら
当の自分は信じていない世界の話を
相手は真剣に語りかけてくる


さてどこまで本気なのか
何を恐れているのか
常識はどこにあるのか


どこからピントがずれているのか
そもそも自分は正常なのか
結局自分は何を知っているというのか


さてと


これは未知との遭遇か
悪い夢か
はたまた無知の知か


とにかく私は試される
置いてきぼりを食わぬよう
必死で食い下がる


安部マジックに振り回される
いや焦らされる


もうね
火星人でも良いかもって思い始めるわけ
人間じゃないんだきっと


結局うまく説明する手段なんてないのよ
私が私であるというのは
誰が決めたことなのか


現実はもろく
信じてきた世界は
やがて少しずつゆがみはじめる


もう私なんて信じない
もう世界なんて信じない
自分の知っている部分がすべてではない


それはものすごく不思議で魅力あるとともに
おぞましい世界かもしれない
まあ確かめようもない話だ


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